主な活動
 令和2年度活動報告
 
 東三河高校進路説明会株式会社睦自動車

株式会社睦自動車様が11月2日から22日にかけて、東三河の高校計4校で行われた進路説明会に参加され、整備業界のアピールを行いました。
各高校では進路選択の為に様々な業種の講師を招いて講座を行っており、株式会社睦自動車様は自動車整備業の担当をされました。
講座では、自動車に係る仕事は多岐に渡る事や、整備業界は自動車の使用者と密接に関わる自動車業界の窓口であり、適切な点検整備を行い環境や安全の確保を行っている重要な業種である事などを、説明されました。

また、自動車整備士に必要な資格の取得方法や、車の種類に合わせて様々な種類の整備士資格がある事、整備士が普段行っている仕事の内容など、具体的に説明をされました。

なお、4校のうち1校は睦自動車様の工場で講座を受講し、日常点検や各種液量の点検、スキャンツールを使った故障診断など、整備士の仕事について学びました。
株式会社睦自動車様には、進路説明会や職業体験などを通じて、学生達へ自動車整備士の魅力を伝え、整備業界の人材確保にご協力いただいております。

 
     
 
 愛知県自動車整備人材確保・育成セミナー開催

愛知県自動車整備・人材確保・育成セミナー
~自動車整備業の人材確保と地域の『かかりつけ医』としての事業承継~

 自動車整備士を目指す若者が激減する一方、整備要員 の高齢化が着実に進展し、近い将来、人材不足が顕在化 する可能性が大きくなっています。
 整備要員の不足は、自動車の安全・環境の確保に重大な支障を来すおそれがあるため、自動車整備業における人材確保・育成の現状や取組、事業承継などの情報を共有し、理解を深めるために整備事業者の方を対象としたセミナーを令和3年2月13日土曜日、小牧市の愛知県自動車整備振興会小牧教育センターにて開催いたしました。

 
     
     
 
 栄徳高等学校で職業別説明会参加

 令和2年11月19日、栄徳高等学校(長久手市)での「職業別説明会」に参加し整備士として働くための道のりや仕事内容、整備の楽しさなどについてパワーポイント資料などを用いて多くの生徒に伝えました。

 整備の仕事について生徒らの理解を深め、進略選択肢のーつに加えてもらえるよう参加いたしました。

 60人近くの生徒が自動車整備のプログラムに集まり、会場は満室となりました。
 「自動車関連産業の紹介」「自動車整備士資格」「整備士の仕事」「整備士として大切なこと」の4テーマに分け講義を行いました。

 具体的な国家試験の流れや整備の楽しさ、実際に県内で働く会員事業場の整備士らからあらかじめ用意したQ&Aを写真を交えながら実感が湧きやすい紹介をするなど、人材確保に動きました。

 
     
     
 
 CVTカット教材を寄贈/新明工業株式会社

 愛知県立小牧工業高校に新明工業株式会社よりCVTカット教材を令和2年10月16日同高等学校にて贈呈いたしました。

 生徒に自動車や整備業への関心を高めてもらうため、2019年3月に豊田工業高校、刈谷工業高校、2020年3 月に名古屋市立工業高校への教材贈呈を終えており、今回の贈呈で全4機のCVTカット教材が県内の自動車科を有する工業高校に行き渡りました。
 CVTカット教材は、新明工業株式会社にメカニックとして入社した新入社員が社内教育の一環として作業手順やカットの仕方、組付けなどを学びながら作成している。

 新明工業株式会社山下常務は「皆さんがこの教材を使って勉強し、整備業界を支える一員となってほしい」と述べ、生徒らに今後の学びへのエールを送った。
 愛知県立小牧工業高校加藤校長は「教材の提供を大変感謝している。CVTは日本車の多くに使用されており、技術面においても世界をリードするレベルとなっている。自動車の構造や整備技術を学ぶ上で教材は生徒の能力の育成につながる」と教育充実への決意を強調した。

 
     
     
 
 幸田町立南部中学校/愛知自動車株式会社

 額田郡幸田町の「愛知自動車株式会社」様では、幸田町立南部中学校の自動車整備に興味のある生徒3名を8月26日~8月28日の3日間にわたり受け入れました。
 職場体験を行うにあたり生徒たちは、まずは安全第一、保護具の完全着用と整備工場内での所作について入念に指導を受けました。続いて、自分と社会で働く人たちがどう繋がっているのか、その中で自動車整備業の役割は何かを知ることや、何のために仕事をするのか、挨拶の大切さをはじめ、尊重しあう人と人とが社会の基礎であることを意識し、また、将来の自分が働く姿を想像しながら取り組むように指導を受けました。
 整備作業では、整備士の指導の下、空気圧チェックやタイヤの溝深さ測定、灯火点検等の基本的な点検をはじめ、車体下廻りのスチーム洗浄やグリスアップ、車輪取り外し等を体験し、作業場内の清掃では、なぜ床を拭かなければならないのかを考えながら、洗車作業は、家庭に持ち帰り実践できる技術を身に着けられるように取り組みました。その他に、ブレーキの分解や作動油交換、車軸周りの分解組み立て、スキャンツールを使用したエンジン不調の故障診断といった高度な技術が必要となる作業の見学、豊橋車検場に出向いて検査ラインの見学を行いました。
 体験にあたり生徒たちからは、「世の中には色々な車があるんだな。」、「インパクトレンチがとても重く、作業する人は大変だと思った。」「たくさんの項目を点検しているんだなと思った。」という感想があり、自動車整備が非常に多くの知識と技術を持って行われていることを実感しました。また、目的をもって学ぶように、という事前に指導したところ、自ら社員に声をかけ質問しメモを取る、といった素直に学ぶ姿が見られました。
 職場体験の受入れをご担当されている常務取締役の鈴木良治様は、「働くことの大切さ、面白さを知って欲しいと思います。社会は人々の仕事で密接に繋がっている。自分はその一員になって役に立つことが出来る。大人でも忘れてしまいがちなこの真理を心に留めて、将来の職業を選択して欲しい。自動車整備は人の命を守る、大変やりがいのある仕事です。ぜひ自分が手ごたえを感じられる仕事を見つけ、働くことを楽しみ、豊かな人生を送って欲しいと思います。」と、生徒たちが職場体験学習の経験を将来生かせるよう、積極的に職場体験の受入れをされています。

 
     
   令和元年度活動報告  
     
 
 東郷町立春木中学校/島川自動車

 愛知郡東郷町の「島川自動車」様では、東郷町立春木中学校の生徒2名を令和元年12月2日~3日の2日間にわたり受け入れしました。
 職場体験学習の受入れに当たり、ケガ等しないよう無理のない安全作業を心掛けつつ、お客様の大切な車を丁寧に扱うようにする等、気を付けるポイントについて生徒達に指導を行いました。
 生徒たちが体験した作業では、室内清掃や窓ふき、2柱リフトや車載ジャッキを使用してノーマルタイヤからスタッドレスタイヤへの付け替え、スキャンツールを使った簡単な故障診断等、季節柄依頼の多い作業から、近年の自動車整備に欠かせない技術まで様々な内容を学びました。タイヤ付け替えでは台数を重ねるうちに作業速度が速くなっていき、真剣に取り組んだ成果が早速出ていたようです。
 また、当初は見学予定だったタイヤチェンジャーでのタイヤ交換では、生徒自ら志願し実際に作業を体験し、その他の作業も行ってみたいという意見が出るほど意欲的に取り組み、大変充実した経験となりました。
 後日、職場体験学習を終えた生徒たちからお礼と感謝の手紙が届き、内容には「小さい頃から興味のあった自動車の仕事について分かりやすく教えていただき、とても良い経験になりました。」「タイヤの交換では、何回も練習することでだんだんと速く付け替えができるようになり、とても嬉しかったです。」とあり、自動車整備作業のやりがいを実感できたようです。
 代表者の島川克也様は、「最近では整備士の人材不足や後継者不在等、若い子の車への興味が薄い中で、受入れした生徒さんは楽しく作業できていたと思います。作業後の笑顔で達成感やお客様の大切な車を丁寧に扱っていたので、安心して見ていられました。」と、生徒たちが楽しみながら自動車整備に興味を持てるよう、職場体験学習の受入れをされています。

 
     
     
 
 岡崎市立矢作北中学校/株式会社いつきオート

 岡崎市の「株式会社いつきオート」様では、岡崎市立矢作北中学校の生徒3名を11月12日~14日の3日間にわたり受け入れしました。
 職場体験学習の受入れに当たり、「ビジネスマンの専門知識・技能に先立つ、人間として守るべき見識・精神というものを鍛え、その基礎の上に仕事に生かしてほしい。」と自動車整備作業に留まらず、社会人として必要な基礎が身に着けられるように指導を行いました。
 生徒たちは、ミーティングルームでの座学をはじめ、分解整備作業場の見学、西三河検査登録事務所のテスターラインを見学した他、パンク時のタイヤの交換実習や、仮想トラブルを設定された自動車の仕業点検を行い、フラッシャーランプ・制動灯の不灯を発見し、修復する、という実践的な整備作業にも挑戦しました。
 職場体験学習を終えた生徒たちは、「自動車の分解整備はもっと3Kの職場であると思っていたが、車の安全確保、公害の防止等をチェックするカードクターであると感じた。」と自動車整備の実態に触れ、社会を支える重要な仕事であるというイメージが持てたようです。
 代表取締役の岩附紀勝様は、「若者の車離れが見受けられる昨今、これを機会にいかに車が生活に密着し大切であるかを実感し、もっとこの社会に興味を示してほしい。」と、生徒たちが自動車社会に関心を持てるよう、積極的に職場体験学習の受入れをされています。

 
     
     
 
 豊川市立金屋中学校・豊川市立中部中学校/株式会社カーボックスTEC 豊川

 豊川市の「株式会社カーボックスTEC 豊川」様では、豊川市立金屋中学校、豊川市立中部中学校の生徒計4名を10月16日~18日、10月23日~25日の期間に渡り受け入れました。
 職場体験学習の受入れにあたり、「自動車整備士の仕事を知ってほしい。」、「自動車の点検、整備の必要性を理解してもらいたい。」、「働くことの楽しみや苦労を理解してもらいたい。」と、自動車整備士の担う役割や、社会人として働くことについて、体験できるように、また、考えずすぐに答えを求める傾向がある生徒には、答えをすぐには教えず、よく考えて取り組むように指導を行いました。
 生徒達は、マイカーハンドブックを使った乗用車の日常点検をはじめに、2トントラックや工事車両の3か月点検、トラックのサイドブレーキバー交換、洗車、さらにはドライブレコーダーの取外し、新規取付といった近年需要の多い作業を体験したほか、カーボックスTEC様の得意分野である自動車用冷凍装置に使う銅パイプ加工や、発煙筒の使用体験、大型トラックからの視線や死角体験、レンタル工事車輛会社での様々な特殊車輛等の見学を行いました。
 作業を体験する生徒達には、工具を持つととても熱心に取り組む頼もしい姿や、車のボルトの位置や大きさに合わせて工具を選ぶことをパズルのように楽しみながら取り組む姿、タイヤのエアー調整やドライブレコーダーの取り外し、取り付け等の作業に率先して取り組む姿などが見受けられました。
 職場体験学習を終えた生徒達からは、「最初はオイルなどで手が汚れることに抵抗があったけど、作業していくうちに気にならなくなった。」、「たくさんの工具や部品の中から選んで効率よく作業ができるように考えてやることが重要だと思った。」、「工具をうまく使えずにいたら、「思考を変えて行うといい」と言われ、その言葉がとても印象に残った。この言葉を思い出しながら将来に役立てたい。」、「車の外だけ見て「かっこいいな」と思っていたけれど、車を見る視点が変わりエンジン音や車内などの細かいところを見るようになり勉強になった。」などの感想があり、職場体験学習の期間はとても充実した様子でした。
 代表取締役の向出順也様は「自動車に興味を持ってもらい、将来整備士になりたいと思ってもらえたら嬉しい。」、「考えて工夫することを意識できるようになってほしい。」、「大型トラック視界を理解してもらい、事故に巻き込まれないように心がけてもらいたい。」と、自動車整備士への関心や、考える力、交通安全への意識が高まるように、職場体験の受け入れを積極的にされています。

 
     
     
 
 10月20日(日)豊橋まつり

 豊橋支部のマイカー点検教室と併催し「集まれ!こども自動車整備士」を開催しました。
 「こども自動車整備士スタンプラリー」には児童800名が参加し、自動車や整備にまつわるクイズ4問をスタンプ ラリー形式にて実施するとともに、「クルマを勉強してこども自動車整備士免許証をゲット!」には児童100名が参加し、自動車や整備について学んだ後、顔写真入りのこども自動車整備士免許証をプレゼントしました。
 また、今年度から免許証写真を撮る際の衣装として、様々な色のつなぎを用意したところ、整備士になりきれると大変好評でした。

 
     
     
 
 犬山市立楽田小学校/有限会社小川自動車整備工場

 犬山市の「有限会社小川自動車整備工場」様では、10月18日に犬山市立楽田小学校の2年生5名を生活科の授業の一環で受け入れられました。
 はじめに、子ども向けに用意された車や整備についての問題を、実車見ながら解いていきました。

 続いて、車の仕組みや点検・車検についてマイカーハンドブック等を活用して学んだ後に、実車を使ってクルマの構造についてリフトも活用して見学を行いました。
 また、点検ハンマを実際に使い、ホイールナットの点検を行ったところ、音の変化が児童にも良くわかったようで大変好評でした。

 代表取締役の小川浩幸様は、「自動車に興味を持って、さらに自動車整備士になりたいと思ってもらえたら嬉しい」との思いで、積極的に生徒の受け入れを行われています。
 
     
     
 
 9月25日(水)感謝状贈呈式を挙行

 教材提供いただいた企業、団体、学校に感謝状を贈呈いたしました。
ご協力いただきました皆様、ありがとうございました。

 
     
     
 
 上郷中学校/株式会社寿陸運

 豊田市の「株式会社寿陸運 カーサービス部」様では、豊田市立上郷中学校2年生の生徒3名を6月4日~6日の3日間にわたり受け入れしました。
 6月に入り気温の高い日が続いていたため、熱中症とケガには十分気を付けつつ、整備の楽しさと、仕事の大変さを学びのポイントとして掲げ体験実習に臨みました。また、はじめに、生徒たちは初めて使用すると思われるインパクトレンチの正しい持ち方の指導を受けました。
 整備作業では、洗車やタイヤの脱着、エアクリーナーの清掃、スパークプラグの脱着等を行った他、
スチーム洗車機によるトラックのシャシ洗浄、サイドバンパーの塗装にも挑戦し、一般車両のほかトラックやフォークリフトなどの産業車両に触れる貴重な体験をしました。
 また、インターネットを活用した整備情報提供システムFAINESによる車両整備マニュアルの閲覧と、昔使用していた冊子による整備マニュアルとの比較や、外部診断機によるダイアグコードの確認、西三河自動車検査登録事務所及び軽自動車検査協会のテスターラインの見学を行い、一般整備、車検、故障診断がどのように行われているかを学びました。
 3日間の体験を終えた生徒たちは「初めて触れる工具や、整備工場の普段見れないところまで見れて楽しかった」「実際に作業してみて仕事の大変さがわかり、親の大変さが実感できた」「エンジン内部の動き方等を実際に見てみたかった」と、仕事のやりがいや大変さに触れ、自動車整備への関心がさらに高まったようです。
 カーサービス部室長 清水晃様は「整備の楽しさや大変さ、充実感を味わってほしいと思います。また、職場体験の時は、どんなことを体験したいか言って頂ければできる限りの対応は致します。」と、若者の自動車整備への興味・関心を高めるために、積極的な姿勢で職場体験受入れをされています。