コスモノートが生産されるとすぐに、ブライトリングはカーペンターに、飛行した時計に代わる新しい時計を送った。カーペンターはこれを日常的に身につけていた。その後修理に出され、針がコスモノートののちのモデルに使われるスタイルの針に交換された。
ブライトリングコピー ナビタイマーコスモノート 世界限定1962本 A020B59NP
ギャランティー1962年のマーキュリー計画に参加したスコット・カーペンターの為に開発された「コスモノート」。宇宙空間でも0時と12時を混同する事がないように、一周を24時間表示で設計されたモデルです。こちらはちょうど50年後の2012年5月24日に発売されたリミテッドエディション。初代モデルへのトリビュートから、生産本数は宇宙に飛び立った年にちなんだ1962本になっています。最大の注目ポイントは、久々となるファン待望の手巻き式を採用したこと。宇宙で使う前提のこのモデルに自動巻きは無粋ですよね。ケースバックにはオーロラ・セブン号のエンブレムが刻印され、雰囲気を盛り上げるのに一役買っています。
グレゴリー・ブライトリング氏は、カーペンターが飛行したコスモノートの交換用時計を送ったことに加え、マーキュリー計画の宇宙飛行士ひとりひとりにコスモノート クロノグラフを提供したことを確認している。マーキュリー・セブンの宇宙飛行士の何人かが、長年にわたってこれらの時計を着用している写真を見ることができる。
ジョン・グレンが所有していたブライトリング コスモノートは、彼の遺品整理で落札されたあと、最近グレゴリー・ブライトリング氏が公開オークションで入手した。
「スペース・ウォッチ」をはじめとする宇宙の記念品を収集する愛好家のコミュニティが生まれ始めた2000年頃、スコット・カーペンターが飛行したコスモノートの行方は何度も話題になったものだ。ブライトリングがスコット・カーペンターを称えるコスモノートシリーズを復刻したことも"彼が宇宙で着用したオリジナルのコスモノートはどこにあるのか?"という疑問を呼び起こした。現在、この時計はグレゴリー・ブライトリング氏の金庫にレストアされていない状態でしまわれていたことがわかっているが、オッカムが示唆するこの単純な答えではなく、飛行したコスモノートの着地点についてはいくつかの説明が登場した。ブライトリングが提供した「代替品」のコスモノートをスコット・カーペンターが所有していたという事実も、飛行した時計を追跡しようとする人々のあいだに混乱を招いたのかもしれない。
スコット・カーペンターが飛行させたコスモノートの行方については、長年にわたってコレクター間でみっつの説が唱えられてきたが、皮肉にもそのいずれもがグレゴリー・ブライトリング氏の金庫に眠っているという事実よりも複雑なものであった。ブライトリングSAはもはやブライトリング家の所有ではないため、同社に問い合わせると、この時計は海に沈んだあと、破壊されたのだろうという答えが返ってくるのが普通だった。もうひとつは、水没した時計が誤った部品で修復され、個人のコレクターが所有しているという説である。みっつめは、飛行したコスモノートはブライトリング家が所有しており、初期のコスモノートの仕様で復元されたものだという説だ。
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