100年以上の歴史を持つカルティエのタンクは、さまざまなバリエーションが存在するが、共通しているのは、紛れもなくタンクであるということだ。初代タンクは、いわゆるタンク ノーマルだったが、1920年代には他のモデルも発表され、それぞれがクラシックな雰囲気を醸し出している。
私のお気に入りは、この奇跡的な10年の終わりに登場し、その地味な外観は、ちょうど29年の大暴落(時計ではなくウォール街の暴落)と調和するものだった。その時計が「タンク アギシェ」だ。「ギシェ」とは、窓や開口部を意味し、タンク アギシェは時計の正面の小さな開口部に時間を表示し、その下に弧を描くように分表示がある。
それ以外の部分は表も裏も金属で、クラシックなバージョンはもちろんホワイトゴールドかプラチナを用いたホワイトメタル製だ。しかし、私は常々スティール製のタンク アギシェは、特にアール・デコ時代の雰囲気を持つデザインから、実現が待たれるクラシックだと考えており、カルティエがタンタルのカボションを使ったものを作ってくれることを切に願っている。
ここに「だまっておれの金をもっていけ」のミームを入れて欲しい。
宝石が持つ様々な逸話 URL 2023年07月24日(月)23時53分 編集・削除
宝石というものは、ウィメンズ ファインジュエリー遥か昔、古代の時代から人々に愛され続けているもので、様々な書物の中に宝石が登場するということも多いものです